ピースを取り出し、再び全てのピースをケースにぴったりと収めてください。まず30分以内に完成させることを目標にしましょう。ピースの収め方には4,968通りものパターンがあるので、遊ぶたびに正解は変化します。
このパズルのピースはどれも三角形が6つ集まってできています。三角形6つをつなげてできる形は12種類あり、それら全てが使われています。このパズルの名前の元となったのはダイアモンド(diamond)です。トランプなどのダイアは三角形が2つくっついた形状です。まったく偶然ですが「di」には、ギリシャ語で「2」という意味があります。英語のdilemma(二者択一)やdioxide(二酸化物)などの語源です。つまり「ダイ」「アモンド」は「2つのアモンド」という意味にとれるわけです。そこで三角形6つのピースのこのパズルは、6を表わす「ヘキサ」をくっつけて「ヘキサモンド」と呼ばれるようになりました。
始めのうちはどんどんケースに入っていきますが、最後の2・3駒が入らない場合が多いと思います。駒の形が複雑なものは早めに使ってしまい、単純な形のものを最後に残すようにしましょう。
また、ケースの両側から入れていくよりも、端から順番に詰めていったほうがうまくいきます。
パズルができたら、記録用紙をプリントして、駒の形を書きこんでください。そして、同じ組み合わせを2回記録することのないよう、図1のように六角形の駒の中心がどこにあるかによって15通りの分類をします。図1では(5)になるわけです。六角形の駒がケースの右半分にあるときは、全体を裏返して左半分に移してから分類してください。図2のような組み合わせができれば(9)と書きこみます。日付けもお忘れなく。
図2の太線のように、その組み合わせの中に2駒以上で構成される対称形があれば、そこだけをひっくり返して別の組み合わせを作ることができます。また、斜線の部分は合同形ですから、入れかえることにより、やはり別の組み合わせになります。そのようにして次々と記録してゆけば、かんたんに多くの組み合わせを作ることができます。